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執筆者の写真Michie

Istanbulへの旅 そしてお茶会 その2

更新日:2018年9月5日





お茶会が迫った二週間前に、トルコ旅行から帰ってきた私。


通常は、二、三ヶ月前にテーマを決めて勉強を始めるのですが、今回はテーマが決まったのも一ヶ月前でした。

そして、テーマが決まった一週間後に一週間の旅行に行くことにしてしまった私。。。


それでも、旅行前にテーマも決め、選んだ物語の内容も把握している、もう少し深く勉強しないとな、と本も買ったり借りたい、さらに勉強も始め、お出しする料理はトルコ料理にしよう、と決めていたため、帰ってきてから猛烈に取り組めばなんとか苦しまずに済むに違いない、と思っていたのでした。


また、イスタンブールで料理学校に行くことにしていたため、習ったもの全部使えばいいじゃん!と思っていたことも事実。。。


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実際、料理学校は、それはそれは楽しかったのです。


朝、町の大きな通りにある高校の、美しい巨大な緑の門の前で集合でした。

参加する様々な国の人と出会い、挨拶を交わし、これから始まる料理学校への期待にワクワク。

先生に連れられて市場をみんなで歩き、様々な食材やスパイスのお話を聞きながら、作るための材料を買い、そして学校へと向かいました。



先生は知識も豊富、お話も楽しく、明るくユーモアたっぷり、説明も詳しく、気配りも素晴らしく、つたない英語力の私を終始助けてくれました。


調理は日本料理のように丁寧で、彼の作業は手際も良く美しく、散らかさず、まさに私好みの調理風景!


調味料は、スパイスとオイルとレモンと塩、ほぼこれだけで成り立っていてシンプル。

余計なものが何も入らず、でもハーブやナッツ、チーズやドライフルーツも使って、香りもコクもパーフェクト。

大雑把すぎず、凝りすぎず、簡単かつ繊細で丁寧な調理法。

素材の味が引き立たないわけないのです。


私、絶対トルコ料理好きなのよ!


広大な国土、肥沃な大地と環境をもつトルコでは、野菜も果物も美味しくて豊富。

海があり、山があり、森があり、太陽の光がたっぷりあるトルコ。魚介も肉もチーズもナッツも豊富。

様々な食材が世界最大の輸出国なのもうなずけます。


デザートはしっかり甘くてコクがあるのが特徴的。

私たち日本人には、少量で満足、という感じですが、トルコの方は大容量で食べるよう。


それでもヨーロッパの生クリームたっぷりのケーキとは印象が随分違って、私には、甘い羊羹のような日本の和菓子を思わせるようにも感じました。


一緒に料理学校に参加したエストニアの男性は、私がトルコのお菓子を味見したときに「甘ーい!」と言ったのを聞いて、「僕が日本に行った時に食べたアンコのお菓子はもっと甘かったよ!」と言っていました。うん、そうかも。。。


もちろん日本でもトルコ料理を多少食べたことも、作ったこともあったのですが、調理している様を見るのはこれが始めて。

この、簡単でシンプルだけれど、丁寧に愛情こめて作る多少手間のかかる料理に、私の心は奪われまくったのでした。


もちろんどれもが美味しく、帰って全部だそう!と心に決めて帰ってきました。

6割はメニュー決まった!、と思いながら。



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